訪問看護と病院看護の違い
訪問看護と病院看護の違い
病院・クリニック | 訪問看護ステーション | |
---|---|---|
目的 | 病気や怪我に対する治療、 手術、入院による集中的な医療ケア | 治療ではなく療養 |
対象 | 急性の病気や怪我をした患者、 入院が必要な患者、 外来で治療を受ける患者 | 病院で治療を終え、自宅で療養する患者、 通院が困難な高齢者や障害者、 慢性疾患を抱えている患者 |
収益構造 | 診察や治療、手術などの医療行為。 診療報酬が収益の主要な部分を占め、 保険診療による報酬が中心 | 訪問サービスに対する報酬、 訪問回数やサービス内容に応じて、 看護保険または医療保険で報酬が支払われる仕組み (看護保険が約7割、医療保険が約3割) |
病院・クリニック | |
---|---|
目的 | 病気や怪我に対する治療、 手術、入院による集中的な医療ケア |
対象 | 急性の病気や怪我をした患者、 入院が必要な患者、 外来で治療を 受ける患者 |
収益構造 | 診察や治療、手術などの医療行為。 診療報酬が収益の主要な部分を占め、 保険診療による報酬が中心 |
訪問看護ステーション | |
---|---|
目的 | 治療ではなく療養 |
対象 | 病院で治療を終え、自宅で療養する患者、 通院が困難な高齢者や障害者、 慢性疾患を抱えている患者 |
収益構造 | 訪問サービスに対する報酬、 訪問回数やサービス内容に応じて、 介護保険または医療保険で報酬が支払われる仕組み (介護保険が約7割、医療保険が約3割) |
病院等、医療法人の目的は、 医療提供体制の確保を図り、
国民の健康維持に貢献することであり、
医師を中心に事業を成り立つ
社会資源としての公的なサービスの一部であり、
その対象は、"個人、家族、コミュニティ、地域"
だと定められている。
そのため"目の前の人だけに
最高の看護を"ではなく、
"すべからく多くの人に、
最低限度健康で文化的な生活が送れるための看護を"
提供することが目的になる。
病院での看護と訪問看護は、
全く異なる種類の仕事と言えるほど、
求められるスキルや仕事内容が大きく違います。
訪問看護は、単に病院での看護の延長線上にあるものではなく、
事業全体として、目的や収益構造を多角的に見据えた経営的な視点も必要とする、
独立した専門分野なのです。